ガスライティングで精神障害者にでっちあげる手口
組織犯罪として行われるガスライティングの厄介なところは、精神障害者にでっち上げて、精神障害者達の中に、被害者を叩き落とす事によって、犯行を隠蔽する点にあるという事です。
いじめの発生率ってどれくらいだかご存知ですか。
文部科学省が昨年10月13日に発表した問題行動・不登校調査の認知件数によると、2020年度は、小学校42万897件、中学校8万877件、高校1万3126件です。
児童数は、文部科学統計要覧(令和3年版)によると、小学校630万639人、中学校321万1219人。高等学校(本科・通信・高等専修)333万3087人です。
発生率は、小学校(42万897件÷630万639人≒)6.68%、中学校(8万877件÷321万1219人≒)2.52%、高校(1万3126件÷333万3087人≒)0.39%くらいです。
年齢が高くなるにつれて、いじめの発生率が低下している事が見て取れます。
高校生くらいになると、大人と同様、いじめをしなくなるとされる為、大人のいじめ発生率も、高校生に近い程度の水準であると仮定します。
実際には16歳と18歳とではかなり違いますし、高校に進学していない層のいじめ発生率が除外されている等の細かい部分もありますが、大雑把な数字という事で。
18歳以下の人口は、2022年4月15日公開の人口推計(政府統計)によると、1815万7千人です。同じく総人口は1億2550万2千人です。19歳以上の国民は1億734万5千人となります。
従って、いじめ発生率を0.39%とすると、大人のいじめの発生件数は、年間41万8646件(小数点以下四捨五入)であると推定されます。
これはパワハラから村八分型の嫌がらせ、DV的なものやガスライティング、セクハラなど、ありとあらゆる嫌がらせを含んだ数字の推定値です。
また、高齢で寝たきりの人、認知症の人、逆に高齢になって感情を抑制する能力の低下した人や、行動意欲の低下している人等、様々な人を含む数値ですので、もっと厳密にやれば数字がかなり違ってくるとは思いますので、あくまでも、推定値です。
この中から、集団で徒党を組んで、ストーカー行為や嫌がらせ、ガスライティング行為を働くなどの、異常ないじめの発生率を、1%と仮定すれば、4187件、0.1%と仮定すれば、419件(いずれも小数点以下を四捨五入)となります。
国は組織的な嫌がらせ、ガスライティングの問題を、ないかの如く扱っていますが、実際には年に、少なく見積もっても419件くらいは起きているのです。
この数字を少ないと見るか、大きいと見るかは意見の分かれるところでしょうが、この数字は、決して看過できるような水準ではありません。
一方、厚生労働省の「第7次医療計画の指標に係る現状について」によると、統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害で通院治療を受けている患者は、約63万9千人もいるそうです。
精神障害者の内、果たしてどの程度の人数が、ガスライティングや組織的なストーカー犯罪の被害体験を聞き、自分を被害者と思い込んでしまっているのかはわかりませんが、年間に発生する組織犯罪系のガスライティングや悪質な嫌がらせを伴った大人のいじめの被害者は400人、多くても4000人程度。
数十万人もいる患者達の中に、たったの400人、あるいは4000人が突き落とされてしまったら、どんなに声を上げても気づかれませんし、精神障害者扱いされて、声はかき消されてしまいます。
非常に恐ろしい話ですが、こうした隠蔽工作が、この種の犯罪では何十年も繰り広げられてきているのです。
驚いたんだけど、その中で、いじめ加害者に対する報復として、ガスライティングを駆使してる人がいた。
ガスライティングと言っても、大した事じゃなくて、他人に成りすましていじめ加害者の下駄箱に挑発するような内容の手紙を置き、相手に喧嘩を売り続け、ストレスを溜め込ませるという方法だった。
そうして誰が出しているのかわからない手紙を受け取り続けた結果、いじめ加害者は疑心暗鬼に陥り、最終的には自滅、という、ガスライティングの教科書的なやり口だった。
また、いじめとしてガスライティングが行われたケースも出てきていた。
いじめの加害児童が悪さをしながら、いじめの被害児童がやったかのように偽装して、いじめの被害児童に次から次へと悪いレッテルを貼らせて、周囲の人達が不良少年と考えるように印象操作し、孤立させて、陰湿ないじめをやり続けた。
ガスライティングという言葉は、まだ、知名度が低い上、集団ストーカーという架空の犯罪と結び付けられて語られる事が多い為、中には精神障害者の被害妄想だと誤解している人も多いと思う。しかし、現実にはそうではありません。
ガスライティングは、昔からある犯罪です。時代劇だと、殿様を病気という事にして幽閉し、家老が藩政を牛耳り、し放題やっている話もありますよね。曰く、殿様は気が触れてしまった、だからあんな事をしたのだ、と、幾つもの偽造したエピソードを用意して触れて回る。
そうする事で、藩士達を、本当に殿様は気が触れてしまったのだと、騙して、思い込ませる。また、殿様に対しても、殿様が「自分がおかしくなったのではないか」と思い込むように、陰湿な嫌がらせを執拗に繰り返す。これがガスライティングです。
こうしてツイートして来ると、なんか、ドラマや映画でこんな話あったよなあって、次から次へと浮かんできます。
例えばこんな話。
道端で会っただけの面識のない人に、女性の写真を見せる。その人に「もうじき、この女性がそこの電話ボックスの前に現れるから、来たらその女性の顔をじっと見つめてくれ」と言って、お金を手渡す。その人は指示通りに女性が来たら見つめる。
同じく道端で知り合った人に声をかけて、写真を見せて「もうじき前からこの女性が歩いてくるから、すれ違い様に、『お前はもう用済みだ』と囁いてくれ」と依頼してお金を握らせる。その人は指示された通りに囁く。
頼まれた人達は、みな、依頼人からは、ちょっとしたいたずらとか、冗談をしているので付き合って欲しいと告げられているだけなので、悪ふざけや悪戯をする感覚で、引き受けてしまう。
また、ただ頼まれてやっただけなので、自分のした事が悪質な嫌がらせである事も、ガスライティングである事も知らないし、ガスライティングの目的=嫌がらせを行っている意図と最終目標を知らない。だから相手を精神的に追い詰めて破滅させる事が目的だとは知らない。
被害に遭った側は、被害に遭った側で、ガスライティングを仕掛けてきた人間とは、当然、面識がない。嫌がらせなのか偶然なのかはっきりとしない。嫌がらせを受けているのは事実だが、もし間違っていたらどうするのかという考えが浮かぶ。
本当に加害者なら、問い詰めて、嫌がらせの事実を告白させればよい。しかし、違っていた場合、被害妄想で見知らぬ赤の他人を問い詰めた事になり、自分がおかしかった事にされる。しかも大抵の加害者は問い詰めても簡単に認めない。厳しく追及しなければ認めさせられない。
もしも厳しく追及して、間違いだった、ただの偶然だったとなればどうなるだろうか。確実に要注意人物や危険人物だと誤解される。ガスライティングは被害者を頭のおかしい人だと周囲に誤解させる事も目的の一つなので、術中に嵌る事になる。
それだけは回避しなければならない。従って確信がない限り、安易に加害者と思しき人物を問い詰める事は出来ない。ガスライティングは卑劣な犯罪なので、そこまで計算して嫌がらせを働いている。だから被害を証明するには、困難が伴う。
こうした理由から、被害に遭いながら、自分の受けた被害の証明がなかなかできない。
今挙げたケースは、悪意を持った人物が、道で出会った見らぬ人に依頼してやらせている「被害者と面識のない人物」による犯行なので、特殊なケースになる。
ならば、一般的なガスライティングである、知人や友人が実行犯ならどうだろう。黒幕がいて、知人や友人が協力者としてガスライティングを働いている。被害者を精神的に追い詰めて、破滅させる事を目的としてやっているような人間たちなのだから、悪意の塊と言える。
そんな人間達相手に、被害者が詰め寄り、お前、嫌がらせやっただろう?、ガスライティングしたよな!と抗議したとして、その事実を認めるだろうか。
認めるわけがないし、寧ろ、全員で示し合わせて、気のせい、被害妄想、お前は病気だ、精神病院に行けと言い張り、この状況を好機と捉え、ガスライティングに悪用してくる事だろう。
被害者本人には証拠が集めにくい。
これがガスライティングの特徴でもある。
ガスライティングには、個人間の物。団体が個人に行うものの、大雑把に二系統があると考えられる。
個人間のものは、恋人間・夫婦間・親子間で発生するもの、師弟関係や閉鎖的な職場における上司・部下間で発生するもの、宗教団体の幹部・信者間で発生するもの等。
団体が個人に行うものは、宗教団体が敵対者に行う嫌がらせ、企業が従業員に行う嫌がらせ、地域住民が団結して起こす嫌がらせ、ママ友グループ内部で起きるいじめ、気に食わない人に対して職場ぐるみで行う職場いじめ、大学等で学生グループが働くいじめ等が考えられる。
団体が個人に行うものに関しては、マニュアルでも存在するのではないかといった手際のよい、実行者間の連携も行き届いていて、高度に組織化された組織犯罪の様相を呈するものから、組織的ではあるものの、連携は緩く、組織犯罪とまでは呼べないものもある。
また、SNSを利用する等して、集団で徒党を組んではいるものの、示し合わせての連携した嫌がらせはさほど多くなく、散発的で、各人の意思でいじめや嫌がらせをしたい時にだけやっているような、大人数によるいじめのようなケースも存在する。
ここからは個人による考察ですので、間違っている部分も若干あるかも知れませんが、その点、御了承下さい。
・村人が家の前を通りかかると、その家の人間が、村人の姿を見つけた途端、戸を大きな音を立てて閉める。
・家の中で窓の前に立ち、家の前の道路をじっと見て待ち構えて、村人が歩いてきたら、思い切り睨みつける。
・村人を見かけたら、「死ね」「引っ越せ」等と罵声を浴びせる。
・村人とその家族を、他の村人達が総出で監視する。
・村人とその家族の中傷を村中に広める。
・村人とその家族に対し、殴る蹴るの暴力を振るう。
・村人の家の前にゴミを捨てたり、動物の死骸を置いたり、糞尿をぶちまける等の嫌がらせをする。
・村人の家族に子供がいれば、学校でいじめる。
・村人とその家族の情報を集め、話の盗み聞きもし、村落で共有する。
・集めた個人情報を使って、村人とその家族に厭味を言う。
今列挙したのは何かというと、村八分で行われる嫌がらせの数々です。
ガスライティングで行われている嫌がらせというのは、実はその殆どが、村八分で行われているような、古典的な嫌がらせだという事です。
・村落の人間が総出で監視する、尾行する、付き纏う。
→俺達は何もしていない、被害妄想って事にしてしまえばいいだろう。
・睨みつけたり、「死ね」「さっさと引っ越せ」と罵ったりした
→精神障害者は他人の視線が気になるそうだし、幻聴とも似てるようだから、あいつが精神障害者だった事にしてしまえばいい。
こんな感じで、精神障害者だった事にしてしまえば、全て誤魔化せてしまうのです。
これは突拍子もない話ではなく、例えば、セクハラやパワハラ被害、いじめ被害を訴えると、隠そうとする側は「あいつは嘘吐きだ」「被害妄想」「精神障害があるので、現実と妄想との区別がつかないのだろう」等と言い出し、誤魔化そうとする事は昔から行われている事です。
具体的なケース名は敢えて言いませんが、いじめを隠蔽しようとした教育関係者が、いじめの被害を訴える児童を精神障害者呼ばわりして、そんな事実はなかったと言い張ったものなどもありましたよね。
古くから行われている隠蔽の手口であるという事が出来るでしょう。
ガスライティング問題というのは、精神障害を理由とすれば、自分達のやってきた悪辣な嫌がらせを隠蔽できる事に気づいた者達が、被害者を精神障害者だと最初からでっち上げる事で、嫌がらせを隠蔽するところまでを計算して組み込んだ、凶悪な犯罪である、とも言えそうです。
鶏が先か、卵が先かという議論はあるでしょうが、どちらが先だったにせよ、完全犯罪を目論んでいる事は間違いありません。
団体が行う組織犯罪の場合、手口がどんどん洗練され、より証拠が残り難く、被害者の負うダメージがより大きくなっていると考えられます。
例えば、仄めかし(※)などと言われている嫌がらせは、被害者にしかわからないものですし、夜間に待ち伏せしてハイビームを浴びせる嫌がらせ、ドアや引き戸等を思い切り閉める嫌がらせも、やはり、被害を受けた本人でなければわかりにくい犯罪です。
(※)仄めかし
夕食にカレーを食べ(晩に風呂場で転んで膝を打ち)、翌日、自宅を出ると、家の前に面識のない二人組が井戸端会議をしていて、被害者の顔を見るなりカレーの話(風呂場で転ぶと痛いよねと話)をし始めるとか、ストーカー行為を仄めかす嫌がらせの事です。
仄めかしなどは被害妄想の一つだと誤解している人も多い行為ですが、今書いた例が示すように、卑劣で陰湿な、極めて悪質性の高い嫌がらせです。
ところが、こんな凶悪で凶暴な危険極まりない犯罪が、取り締まる為の法律がないんですよね。
特に組織犯罪として行われるガスライティングは本当に悪質で、被害者と面識のない人間が大勢動員され、ガスライティングが行われる為、被害者は、被害が生じている事を認識できても、それが加害行為であると断定する事が出来ない為、証拠収集も安易に出来ません。
偶然なのか、悪意で行われているのか、加害者と面識がないが故に、その判別が難しく、万が一、その時は偶々偶然で、加害者でなかった場合、厳しく問い質せば無関係の人を疑って危害を加えた事になり、危険人物や要注意人物にでっち上げられるリスクを負うからです。
しかも組織犯罪として行われるガスライティングは、被害者の自殺を誘発する事や、ストレスから犯罪を犯して破滅する事、人間関係を破壊して孤立させる事、精神障害者にでっち上げて社会的信用を奪う事、転居強要、退職強要等、行われる目的が極めて凶悪です。
団体が行う組織犯罪程でないにせよ、住民グループやママ友グループ、職場ぐるみで行われる組織的なガスライティングも、かなり悪質です。転居や退職の強要、グループからの離脱と地域での孤立は狙ってきます。実際、加害住民が「引っ越せ」と罵ったケースは多いようです。
その他、被害者を自殺するまで追い詰めようとしたり、嫌がらせをし続けたらストレスで暴力を振るったり、万引きしたりして、犯罪を起こして身の破滅を招くだろうと考えてやり続けたり、家庭内で不和を起こさせて、不幸に陥れる事を目的とするケースもあるくらいです。
精神障害者にでっち上げて嫌がらせの事実を隠蔽する仕組みになっている組織犯罪的なガスライティングを実行している時点で、まともな人間達ではありませんし、そんな人間達が悪意の塊である事は言うまでもないことです。
そんな人間達を取り締まりもせず、放置すれば、恐ろしい悲劇が起きる事等、火を見るより明らかです。そうであるにもかかわらず、一向に取締法が作られない。一体これは、どういう事なのでしょうか。
ネットでガスライティングについて調べると、相変わらず上位には、集団ストーカー、電磁波攻撃、テクノロジー犯罪など禍々しいキーワードが表示されますが、ガスライティングは、集団ストーカーではありませんし、電磁波攻撃やテクノロジー犯罪とも関係ありません。
ガスライティングの実態は、ただのいじめです。昔から存在するいじめに、更に手口を追加して、被害者を精神障害者にでっち上げる罠を仕掛けただけのもので、基本的に、お金を掛けずにやる貧しい人達の犯罪、一般人の犯罪です。
また、人を大動員できれば、被害者が証拠を掴み難い為、完全犯罪が成立する可能性が高まり、大人数を動員できる団体が、証拠を残さずに行える低コストの犯罪という面もあります(ただし、矛盾しますが、参加人数の多さは露見リスクを高めるとも言われています)。
大動員に関しても、例えば、加害者側が、自身の知人や友人に参加を呼び掛け、その人達が更に、自身の知人や友人に参加を呼び掛け、ねずみ講のように参加人数を増やして行けば、被害者と面識のない実行犯を大勢揃える事も可能です。
その際、被害者に対してガスライティングを働く理由を、嘘で塗り固めておき、嫌がらせを働く事に、正当性があるように装っておけば、幾らでも参加者達を騙して頭数を増やせるという現実もあります。
つまり、行っているのが、地域住民のグループだろうが、ママ友グループだろうが、職場のグルーブだろうが、そのグループに属する以外のゲストメンバーを、大量に揃えて、大人数によるガスライティングの実行が可能だという事なのです。
その証拠に、例えば、小中高校生のいじめでも、LINE等のSNSが使用される結果、いじめの舞台となっている当該学校とは他校の生徒や、上の学校の生徒、大人達までSNSの繋がりから、いじめの加害者になるケースが出てきているようです。
面識のない人間を大動員できれば、ガスライティングを始めたグループが、地域住民のグループだろうが、ママ友グループだろうが、職場のグルーブだろうが、団体が個人を相手に行うのと同等の、完全犯罪を狙える悪質度の高いガスライティングが実行可能になります。
現実に行われているガスライティングの実態は、集団ストーカー呼ばれている組織犯罪から、テクノロジー犯罪を除去し、毒物や薬物が使用されているといった精神障害者の妄想的な要素を完全排除したものと、ほぼ同じであると考えれば、概ね、間違いではないでしょう。
ガスライティングの問題は、団体が個人を相手に行う組織犯罪系のものも含めて、集団ストーカーとは全くの別問題として、世間に認識させて、取り扱わせる必要があります。集団ストーカーと混同され、ごっちゃにされたままでは、取締法ができる事もないでしょう。
取締法に関しては、組織犯罪として行われる悪質な組織犯罪のうち、明文化して取り締まる事が可能なものを、ガスライティング行為として取り締まる以外に方法がないのではないかと考えています。
具体的には
・精神障害者にでっち上げる目的で故意に睨みつける、見つめる、通り過ぎる際に囁く
・通称ドアバンを含む騒音攻撃と呼ばれる系統の嫌がらせ全般
・大勢で車両で付き纏う
・ヘッドライトやブレーキランプの片方を接触不良状態にした車両で夜間付き纏う
・先回りして停車させた車両からハイビームを浴びせる
・故意に進路を妨害したり、妨害する素振りを見せる
・大勢の人にすれ違い様に咳やクシャミをするよう指示を出し実行させる(行わせる事は他の行為でも可)
・人間関係を破壊し孤立させる事を目的の中傷拡散
・精神障害者にでっち上げる目的で、被害者の目の前でおかしな行動を取る
・仄めかし
・嫌がらせを働く事を目的として、個人情報を共有したり、LINEやSNSで個人の位置情報を書き込む事、嫌がらせの謀議を働く事
このあたりが、明文化が比較的容易なものです。
児童のいじめで組織犯罪系のガスライティングが本格的に実行されるのは時間の問題でしょうし、大人のいじめで、そのような状況に陥るのも同じです。ネットに手口が出回っているのだから、悪意を持った人が真似をするのは当然です。
迅速な取締法の制定を求めます。
みなさんは、田中正造という人物を御存知でしょうか。
歴史上の偉人で、足尾銅山鉱毒事件に取り組み、地域の人達の為に粉骨砕身した人物として知られています。
足尾銅山鉱毒事件については調べて頂くとして、何故、田中正造の話を出したかというと、ですが。
この話は有名で、歴史教科書には必ず掲載されている話ですが、田中正造は、どれだけ熱心に活動しても、問題がまるで解決せず、打つ手がなくなってしまった為、思いつめて明治天皇に直訴します。
ところが政府は狂人が馬車の前によろめいただけだとして不問に付したのです。
狂人、ですので、田中正造は、精神障害者だった、その事が原因で直訴をしたので、そんな奴は刑罰に処す必要もない・・・・・・そういう意味です。
実際には騒ぎが大きくなる事を恐れた政府がそのような対応を取ったそうです(ところが効果はまるでなかった)。
力を持つ者にとって都合の悪い問題が起きると、問題を訴えた人間に精神障害者のラベルを貼り、問題を隠蔽しようとする。
こうした手口は、冷戦期、旧ソ連をはじめとする共産圏で横行しており、政治犯を精神病院に入院させているとして問題視されていました。
田中正造のエピソードが教えてくれるのは、都合の悪い人間に精神障害者のラベルを貼り、隠蔽するという手口は、冷戦期の旧共産圏に限った話でなく、日本でも、そして古今東西、どのような国でも、同じような手口が好まれて使用されてきたのだ、という事です。
ネットで検索すると、そうした手口は国家レベルだけでなく、宗教団体内部で敵対者潰し、邪魔な内部告発者潰しに行われている事も、一部の政党で党を批判した党員や邪魔者を潰す目的で使われている事も確認する事が出来ますし、ありふれた手口である事がわかります。
2011年、日刊サイゾーが、一部の企業で邪魔な従業員に対し、悪質な嫌がらせを組織的に働き、精神障害者に仕立て、退職に追い込んだ上、社会的に抹殺していると報じた事で、社会は強いショックを受けましたが、この種の手口は、珍しい事ではなかったという事です。
ただ、特筆すべき点は、精神障害者のラベルを貼って、社会的に抹殺するだけでなく、周囲の人達が、本当にその人が精神障害者になってしまったのだと誤解させるように仕向けて、本人にも精神障害者になったと思い込ませて、産業医に精神障害の診断書を作成させる。
そのような手口を使う事によって、本人も、周囲も、そして社会も、本当にその人が精神障害者になったのだと思い込ませているところです。
昔はラベルを貼り、精神病院に入院させるだけだったわけですから、手口がより巧妙化、悪質化しているという点でしょう。
医学の発達により、その人が本当に精神障害を発症しているのか、現代でも誤診が多い為、精度が上がっているとは言い難いのですが、それでも昔よりは詐病を見抜き易くなっています。
そこで国以外の団体や組織がその手口を使う際には、本当に精神障害者に見えるように装う必要が出てきて、面識のない人物を使ってわざと睨みつけさせたり、すれ違い様に囁かせたり、執拗に監視や付き纏いをさせるようになったのでしょう。
家の外に出ると、面識のない人達から監視や尾行され、付き纏われる。すれ違い様に罵られる。先回りされてハイビームを浴びせる等の嫌がらせを受ける。入った店で「○○様ですか?お客様よりお預かりしたものがあります」といってメモを渡され、メモの内容はストーカー行為を仄めかすものだった。
と書くとどう思います?
頭のおかしい人、精神障害者だと思いますか?
しかし、これが探偵小説で企業や団体から脅されている探偵の身に起きた話である、とか、スパイ映画で敵対組織から被害を受けている主人公の話だ、と言われた場合、どうでしょう。
途端にありふれたストーリーになりますよね。
組織犯罪のガスライティングは、この事実が示すように、団体や組織による、個人に対する警告であり、嫌がらせであり、脅迫や恫喝の類として行われる行為群を、精神障害者にでっち上げる目的で実行しているだけなのです。
団体が、邪魔者に対する警告、あるいは、脅迫や恫喝、嫌がらせとして、または、精神的に追い詰める事を目的として、組織的に尾行や監視、付き纏いをする、外出先で「どこでもお前を監視しているぞ」というメッセージを送る目的で睨みつける要員を配置する。
すれ違い様に、不安や恐怖を与えるような言葉を囁かせる。気が狂うように、何かを暗示させる物品をどこかに置いたり、第三者に渡させたりする。それを見たその人は驚く、狼狽する、動揺する。
これらの行為はありふれた話で、昔から行われているものですよね。
以前のツイートと被りますが、卵が先か、鶏が先かはわかりませんが、これらの行為が、被害者の被害妄想だった事にしてしまえば、被害者を精神障害者にでっち上げる事が出来て、社会的に抹殺できる上、自分達の犯行も隠蔽できるので、一石二鳥なわけです。
これが組織犯罪系のガスライティングの全てです。日刊サイゾーが報じた、企業が行ったケースも、企業の法務部が繋がりのある宗教団体に依頼し、委託して実行させたという記述がありますので、邪魔者を潰す為のガスライティング・ノウハウを持った宗教団体が行っています。
この種の問題に関して、否定的な立場の人から、あるいは、実際にやっている人達からよく言われる反論は、お前にそんな事をする価値はない、そんな手の込んだ金のかかる事をして得られる見返りは?、というものです。それらが行われるには当然、それなりの理由があります。
既にツイートした内容と被りますが、組織犯罪としてのガスライティングは、基本的に、団体や組織にとっての邪魔者を社会的に抹殺する目的で実行されるものですから、被害者の社会的地位や所得、財産は一切関係ありません。
何らかの情報を握っている、存在そのものが邪魔(団体や組織にとっての障害)である。中には団体や組織の構成員と揉め事を起こし、その構成員が所属する団体や組織に助けを求め、それで組織犯罪としてのガスライティングが実行されるようなケースもあります。
その為、社会的な地位はなく、所得や財産があるわけでもない、特別な才能があるわけでもない、本当に何もない人間が、莫大な金を投下して組織的なガスライティングを実行されて、被害に遭うというケースが存在するのです。実行される理由は団体や組織しか知らない事です。
問題であると同時に、疑問に感じるのは、何故、国は、このような行為を規制しないのか、このような行為を行う団体や組織、グループを放置しているのか、という事です。
企業や宗教団体まで行っている以上、政治家がこの種の犯罪の存在を知らないわけがないからです。
考察は以上となりますが、ここまでお読み頂けたら、組織的なガスライティング犯罪が、珍しい犯罪でなく、昔からある犯罪で、また現代でも横行している事が理解して頂けると思います。
こんな犯罪が放置され、野放しにされている現状は、異常としか言いようがありません。