デルタ航空、訓練されていない「精神的サポート動物」の機内持ち込みによるトラブルを受け要件の厳格化を発表 21
ストーリー by hylom
そんなシステムがあるのか 部門より
そんなシステムがあるのか 部門より
headless曰く、
米国ではペットの動物を手荷物として旅客機の機内に持ち込めるほか、訓練された介助動物や精神的サポート用動物を機内に同伴することが認められている。しかし、機内に同伴した動物に関するトラブルが繰り返されていることから、デルタ航空では3月1日から提出書類の要件を追加するそうだ(ニュースリリース、Service and Support Animals、The Verge)。
ペットを手荷物として機内に持ち込む場合、乗客が自分で用意したケージに入れ、追加料金を支払う必要がある。一方、介助/精神的サポート動物は追加料金なしで同伴でき、ケージも必要ない。特に精神的サポート動物は、同伴が乗客の精神衛生上必要だという精神科医などによる証明があればよいため、ペットを旅先に連れて行く安上がりな手段として使われることも多いようだ。その結果、公共の場で行儀よくふるまう訓練を受けていないペットが精神的サポート動物として同伴され、機内で騒ぐ、機内を汚すといったトラブルのほか、他の乗客にかみついたり、訓練を受けた介助動物を攻撃したりといったトラブルも発生している。
3月1日以降は、介助/精神的サポート動物ともに獣医による健康診断書やワクチン接種済みの証明書類を48時間前までに提出することが求められる。精神的サポート動物については精神科医などの証明に加え、動物が訓練済みであることを証明する書類も48時間前までに提出する必要があるとのことだ。