交通系ICカードのチップを埋め込んだオーストラリアの男性、乗車券不所持で罰金を命じられる 74
ストーリー by headless
埋込 部門より
埋込 部門より
交通系ICカードから取り出したNFCチップを手に埋め込んで公共交通機関を利用していたオーストラリアの男性が、有効な乗車券を持っていなかったなどとして罰金を命じられたそうだ(ABC Newsの記事、
Mashableの記事、
The Registerの記事)。
バイオハッカーだというこの男性Meow-Ludo Disco Gamma Meow-Meow氏(本名)は、シドニーの交通系ICカード「Opal」からNFCチップ部分を切り取り、生体適合性のあるプラスチックで包んで手に埋め込んでいるという。Meow-Meow氏はカードを切り取る行為がOpalの利用規約に違反する可能性を認識していたが、交通当局は有効な乗車券を所持せずに公共交通機関を利用し、駅員に乗車券を提示しなかったとして告発。裁判ではOpalの利用規約に違反したとして罰金220豪ドルと裁判費用1,000豪ドル(合計およそ10万円)の支払いが命じられることになる。
Meow-Meow氏側の弁護士は公共交通機関に関する法律でOpalカードだけでなくMastercardやスマートフォンによる非接触型決済が利用可能になっていることを指摘し、体内埋め込みを含む利用可能なすべてのテクノロジーを利用可能にすべきだと主張したそうだ。しかし、判事は将来の法律はテクノロジーに追いつくかもしれないが、現在は現在の法律に従う必要があると述べたとのこと。Meow-Meow氏は判決にがっかりしたとする一方で、体内埋め込み技術の実験は今後も続けていくとのことだ。
バイオハッカーだというこの男性Meow-Ludo Disco Gamma Meow-Meow氏(本名)は、シドニーの交通系ICカード「Opal」からNFCチップ部分を切り取り、生体適合性のあるプラスチックで包んで手に埋め込んでいるという。Meow-Meow氏はカードを切り取る行為がOpalの利用規約に違反する可能性を認識していたが、交通当局は有効な乗車券を所持せずに公共交通機関を利用し、駅員に乗車券を提示しなかったとして告発。裁判ではOpalの利用規約に違反したとして罰金220豪ドルと裁判費用1,000豪ドル(合計およそ10万円)の支払いが命じられることになる。
Meow-Meow氏側の弁護士は公共交通機関に関する法律でOpalカードだけでなくMastercardやスマートフォンによる非接触型決済が利用可能になっていることを指摘し、体内埋め込みを含む利用可能なすべてのテクノロジーを利用可能にすべきだと主張したそうだ。しかし、判事は将来の法律はテクノロジーに追いつくかもしれないが、現在は現在の法律に従う必要があると述べたとのこと。Meow-Meow氏は判決にがっかりしたとする一方で、体内埋め込み技術の実験は今後も続けていくとのことだ。