中国の火星探査車、着陸機と並んで記念写真を撮影 26
bff 部門より
祝融には切り離し可能なリモートカメラが底部に搭載されており、着陸機の南約10mの位置にカメラを置いて撮影したものだという。探査車はリモートカメラから写真を受信し、火星を周回している天問1号周回機を通じて地球に送信したとのこと。このほか、祝融のナビゲーションカメラの映像から生成した360度パノラマ写真や、祝融が東南6mほどの距離から撮影した着陸機の写真も公開されている。
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Linux Mintプロジェクトは5月31日、次期リリースLinux Mint 20.2のコードネームが「Uma」になったことを発表した(The Linux Mint Blogの記事、 Neowinの記事、 BetaNewsの記事)。
Linux Mintのメジャーバージョンではアルファベット順に女性の名前がコードネームとして使われており、マイナーバージョンにはメジャーバージョンと同じアルファベットから始まる女性名が割り当てられる。この規則から言えばバージョン20は「T」から始まる女性名となるが、バージョン17.xで「Q」から始まる女性名を4リリース分用意するのが困難だとして17.1 "Rebecca"以降を「R」に進めたため、1つ繰り上がってバージョン20が「U」になっている。
Umaでは一括リネーム機能「Bulky」やNemoにおけるファイルコンテンツ検索、NVIDIA PrimeアプレットでのAMD/NVIDIAハイブリッド環境(AMDの統合GPU+NVIDIAのディスクリートGPU)サポート、Warpinatorでファイルの共有に使用するネットワークインターフェイスの選択機能や圧縮オプション追加などが行われる。6月中旬までのベータ版リリースを目指しているとのことだ。
英国・ケンブリッジで自律走行シャトルのテストが開始されたのだが、その微妙な外見も注目を浴びているようだ(Greater Cambridge Partnershipのニュース記事、 Aurrigoのニュース記事、 The Next Webの記事、 動画)。
この自律走行シャトルは英Aurrigoが開発したもので、Greater Cambridge PartnershipおよびSmart Cambridgeと提携してケンブリッジ大学西キャンパスを巡る2マイルのルートを20分間で走行する。乗客はアプリを用いてルート上に設けられた停留所から乗車できるという。乗客を乗せることが可能なカスタムメイドの自律走行車が他の車両や歩行者が通行する道路でテストされるのは英国初とのこと。
しかし、この自律走行シャトル、疲れているのか頑張っているのか口を歪めた乗り物のキャラクターのような外見をしており、既にどこかへ衝突したようだとも評されている。スラドの皆さんのご感想はいかがだろうか。
Teslaは米テキサス州オースティンに工場を建設中だが、ここで自動車を製造しても州内で直接販売することはできないようだ(The Driveの記事、 The Vergeの記事)。
これは自動車メーカーによる直接的・間接的なディーラー運営を禁ずる州法によるものだ。このような州法はテキサス独特のものではなく、自動車メーカーが直営店での販売を進めようとしていた1990年代にフランチャイズディーラーを守るため、複数の州で制定されているという。Teslaの場合は州法で守るべきディーラーが存在しないが、それでもテキサス州では直販が禁じられる。
そのため、Teslaは州内に10軒以上の展示場を設置しているが、スタッフは価格の話をしないそうだ。また、オンラインストアでは、購入者が州外のTeslaストアと手続き書類をやり取りし、車両を州内に8か所あるサービスセンターで引き取るという方法をとっているらしい。
このような状況を改善するため、電気自動車のみを製造し、州内でフランチャイズの新車ディーラーを通じて販売したことがないメーカーに限って直営店での販売を認める州法改正案(HB 4379)が3月に州下院で提案された。しかし、改正案は州下院の委員会での審議で止まっており、州議会の会期は5月31日で終了する。
テキサス州の定例議会は隔年で最長140日間となっており、改正は早くても2023年まで待つ必要がある。州知事が臨時議会を招集する可能性もあるが、この改正案が審議される可能性は低いとのことだ。
建築知識の2021年6月号が、漫画家などイラストなどを描く人のための背景画企画だそうだ。建物を魅力的に描く最新技法について紹介しているそうで、建築知識の公式サイトによると
背景画ならではのパースや色彩・ライティングの実践的なコツを大公開!
となっている。サンブル画像を見ると、一般的なパースなどの面だけではなく、暖色や寒色を使い分けて遠近感を演出する方法や建築基準法を意識して街を描くといった、専門誌らしい内容などが紹介されている。
最近では原付アニメ「スーパーカブ」の二人乗りシーンが「違反なのでは」といった指摘が出て、弁護士ドットコムがそれをKADOKAWAに問い合わせて記事にしたりもするなど、その話の是非は置いておいてもフィクションの作品でも専門性を要求されることが多い。そのうち天文誌が季節ごとの星座の描き方を取り上げたりすることもあるのかもしれない(すでにあるかもしれないけど)。
横浜市戸塚区のアパートで飼い主の留守中にケージから逃げ出した体長3.5mのアミメニシキヘビが22日、アパートの屋根裏で無事に捕獲された(日刊スポーツの記事、 読売新聞オンラインの記事)。
アミメニシキヘビは6日から行方がわからなくなっており、屋外を延べ269人の警察官が連日捜索しても見つからず、警察は捜索を21日で打ち切った。飼い主の要請で初日から捜索に参加していた日本爬虫類両生類協会代表理事の白輪剛史氏は外気温の低さや、屋外を延べ数百名で捜索して見つからなかったこと、アパート軒下の天板が剥がれたことを挙げ、アパートの構造内部を捜索するべきだと主張していた。
小型カメラを使った天井裏の捜索では発見に至らず、白輪氏は人間が入って見ることが必要だと主張していたが、アパート全域の屋根裏や外壁内部を捜索するには隣室との隔壁を破壊する必要があるため、管理会社と大家の間で話し合いが進められていたという。22日の捜索では点検口などから大きく壁などを壊さないよう確認したとみられている。
昨年6月に施行された改正動物愛護法では人に危害を加えるおそれのある動物の愛玩目的での飼育が禁止されたが、改正法施行以前から飼育していた個体に限り都道府県知事から飼育許可の更新を受けることで飼い続けることができる。ただし、このアミメニシキヘビは許可された強化ガラスのケージではなく、木製のケージに入れられていた(時事ドットコムの記事、 朝日新聞デジタルの記事)。
そのため、神奈川県警では同法違反の疑いも視野に捜査を進めているとのこと。
Waymoの自律走行車が通常とは異なる状況の道路で動けなくなったにもかかわらず、人間のサポートドライバーを乗せた路上アシスタンスチームの車両が接近すると逃げるように動き出す様子をとらえた動画が公開されている(The Vergeの記事、 動画)。
Waymoはレベル4の高度自動運転をテストするため、人間のサポートドライバーが乗車しないタクシーのベータサービスを米アリゾナ州で実施している。問題の車両は工事のためにパイロンが並ぶ道路へ右折しようとして動けなくなってしまう。リモート対応チームが何かデータを入力したことで右折はしたものの、次のパイロンが見えたところで再び動けなくなる。
4分ほどして工事の車両がパイロンを回収していき、さらに2分ほどのちに車両は再び走り出した。問題は解消したかと思われたが、パイロンの回収されていないところで停止。パイロンが原因かどうかは不明だが、動けなくなる場所では必ずパイロンが見えている。Waymoの声明によると、自律走行システムは通常とは異なる状況に直面してリモートの専門家に助けを求めたが、リモート対応チームが誤った誘導をしてしまったため事態が悪化したとのこと。
1分ほどで路上アシスタンスチームのバンが到着し、サポートドライバーがバンから降りると、自律走行システムは意を決したようにハンドルを切って走り出す。しかし、すぐパイロンに阻まれて動けなくなり、あきらめたようにドアロックを解除して運転席を明け渡した。なお、リモート対応チームは車両を直接操縦できず、困難な状況から抜け出すために役立ちそうなデータを入力することしかできないという。また、路上アシスタンスチームが到着したときに走り出さないよう止めようとしたが、うまくいかなかったようだ。
アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家