7月16日からお台場で開催された「2022 TOKYOアイドル博LIVE!」(以下「アイドル博」)」では、様々な問題があったことが報じられている。このイベントはライブを中心に活動するアイドルグループ400組近くが参加するイベントだった(
ねとらぼ、
Togetter、
テレ朝NEWS、
まぐまぐ)。
もっとも大きく報じられた問題は、2日目に出演者たちの間で熱中症が多数発生、イベントの一部が打ち切られたこと。具体的には17日の14時45分ごろから救急車の要請が相次いだとのことで、東京消防庁によれば、救急車11台が出動。10歳から25歳の女性合わせて11人が熱中症の疑いなどの症状で手当てを受ける事態となった。
当日は最高気温が29.8度、最小湿度が74%ほどあったとされ、出演者楽屋であるテントは蒸し風呂状態だったことが報じられている。このほか、男性用トイレにドアがないなどの問題も指摘されていた模様。また当日の参加者のツイートによると、イベントの運営者からは観客などに対して、2.4GHz帯を使用するWiFiルーターやBluetoothヘッドの電源を切るよう求められたという。
この案内を撮したツイートによれば、電波干渉の原因となるためだとしている。この手のイベントでは民生機器と干渉しない屋外向けの1.9GHz帯のワイヤレスマイクシステムなどを使うことが多いとされ、観客にWiFiやBluetoothを切るように求めるイベントはまれであるようだ。このように様々な面で運営の対応がかなりずさんなものであったことが指摘されている(
イチローリさんのツイート、
おっきーさんのツイート)。